子宮筋腫ってどんな病気?

子宮筋腫の治療方法とは?

子宮筋腫は良性の腫瘍です。良性と言っても、そのまま放置しておくと大きく成長していきます。子宮筋腫は婦人科検診の癌検診で発見されたり、妊娠の健診で発見されることが多いです。発見されたときの状態や筋腫の場所、筋腫の大きさによっては、すぐに何らかの治療や処置をしないこともあります。妊娠中には、胎児に影響を及ぼしたり、流産の危険を避けるため、出産するまで放置することも少なくありません。基本的に、子宮筋腫の最終的治療は手術だからです。子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、あまりに大きくなって何らかの障害が発症したり、痛みを伴ったり、不妊に悩んでいたりといった問題がない場合には、手術が必要になるまで経過観察となることもよくあるでしょう。筋腫を小さくしたり、大きくしないための薬もあるのですが、副作用もあるため、漢方薬などを処方されることもあります。子宮筋腫の手術としては、主にお腹を切開して取り出す手術、膣から子宮を引っ張り出す手術、膣から子宮鏡を挿入して取り出す手術、腹部に開けた穴から腹腔鏡を挿入して取り出す手術が一般的です。術式の方法は、筋腫の大きさや量、出来た場所などにより判断されることが多いのですが、女性の年齢や出産経験などにより、今後の妊娠の可能性や傷が残りにくい方法を選択することもあります。特に若い女性の場合には、できるだけ子宮を残す方法を優先した考え方で術式を選ぶことが多いのですが、筋腫の場所や症状によっては全摘出しなくてはならないこともあるようです。